福岡に行ってYAPC::Fukuoka 2025に参加してきました

ブログを書くまでがYAPC! ということでYAPC::Fukuoka 2025にいってきた話です。博多に滞在するのはたぶん前回のYAPC::Fukuoka 2017 HAKATA以来ということになります。

今回は面白法人カヤックでベストトークのスポンサーをしていたので、2日目の本編LTのあとスポンサーLTの時間があり、これの準備をしながらの参加になりました。

あと、今回3回目のPerlbatrossも同僚のまこぴーさんとせっせと準備して今回は本編開催の週の最初にオープンしました。対応言語も増やしてだいぶがんばった。

11/13(木) Day0: 前日夜から移動

今回のYAPCは2日間開催ということで、いつもはお休みの日に1日開催だったのが金曜土曜開催になりました。

しかもタイムテーブル的には普通に金曜の朝からスタート! しかし、家庭の事情等があってなるべく家を空ける時間は短くしたい…ということで、「前日夜に羽田空港のそばまで移動して、当日朝の飛行機に乗る」という作戦で行くことにしました。

羽田空港から福岡空港に飛べる飛行機で一番早いのは6:20前後ということになるのですが、その時間の飛行機に乗るには5:50くらいには保安検査を通っておきたい。

ということは羽田空港のそばに泊まったと起床時間は4時半くらい? これではさすがにYAPC本編で寝てしまう…ということで、飛行機を1本遅くして7:05の飛行機にしました。

それでも、だいたい5時すぎには起きる必要があります。まーでも、鎌倉から羽田空港はだいたい1時間ちょいかかるので、自宅で4時前におきてそこから空港に向かうよりはマシ…といった感じです。ちなみに鎌倉駅のJR始発は4:57で羽田空港着が5:54なので、6:20の飛行機は基本的にはギリギリアウトくらいです。

とりあえず木曜の22時に家を出て、23時には京急EXイン羽田(イノベーションシティじゃないほう)に到着。そもそも天空橋に来たの久々ですが、目の前に夜間駐機している飛行機が目線の高さで見えて謎にテンション上がってしまいました。

ホテルの前に穴守橋という橋があり、橋の向こうの目の高さに飛行機が鎮座している!!

マップで見ると、もうホントに羽田空港との境界の橋という感じ

お部屋の窓からもひとしきり飛行機を眺めて満足したところでこの日は2時くらいに就寝。

11/14(金) Day1: 羽田からそのままYAPCへ

この日は予定通り5時起き。

目覚ましを止めて少し寝た後5時半すぎにチェックアウト準備を整えてホテルの軽朝食を食べて羽田空港に送迎バスで移動。

このホテルは朝5時から朝食やってたり、早朝は20分おきに羽田空港までホテルの無料送迎バスが走っていたりと、完全に空港そばに前日入りしたい需要を抑えたサービスでとても便利でした。

空港に着くと6:15だったので、そのまま保安検査へ向かいます。今回はANAで行くので2タミ! 保安検査、3箇所あるんですがどれも10~15分待ちで、この時間ってこんなに混むのかとびっくり。

たしかに6時台7時台で全国各地へ飛行機が飛んで行きます

YAPC::Fukuoka 2025のDay1は9時半スタートですが、飛行機が福岡に着陸するのが9時予定ということでオープニングと続く1本目のトークには間に合わない感じでした。

それは事前にわかっていたのと、どっちにしろ博多駅まで出た後にホテルに荷物預ける予定だったので会場10時着目標で向かいました。

いろいろ聞いたやつなど

正規表現をつくる

  • 最初なのでいろいろ気合い入れて聞きました
  • オートマトン方面の方らしいので機械学習ネタで進むのかな? と思っていましたが、生成AIの話もしっかり出てきてなるほど~ と思いながら聞いていました

ランチ

  • 「学食」というところでご飯食べるのだいぶ久々でした
  • たぶん一番行列がスゴイ時間に到着してしまったので、列を見極めてカレーが空いてそうということで唐揚げとカレーにしました - あと、ちくわにポテトサラダが入っている「ちくわサラダ」という謎料理のそばに、ご当地メニューというPOPがあったのでとりあえず食べました。この発想はなかった組み合わせだけど、普通においしかった

k1LoW/deckを急激に(100倍以上)高速化する方法

  • 100倍ってどういうことかとおもったら、バッチリクエストで外部APIを束ねてまとめたらめっちゃ速くなったよという話
  • その他にもきめ細かないろいろな改善が入ってて使い勝手が実用段階という感じらしい
  • れもんは個人的にはdeckがでてくる2ヶ月前くらいにmarpのワークフローを整えたので今のところmarp使ってるんですが、普通にMarkdownでGoogle Slide書けてしかも行ったり来たりできるのはめっちゃ強いですよねぇ
  • 私もmarpでいろいろ試行錯誤するときに、marpから編集可能pptxを出力する(experimental)機能を使ってGoogle Slideにインポートして…みたいなのを試したのですが、当然ながら戻す事ができないので「それならmarp単体でいいか…」となりました
  • marpだと図をpngとかで突っ込むのが大変というのが主なお困りごとなのですが、最近Claude Codeに頼むとSVGを書いてもらえるということを発見しました。ちょっと面倒ではありますがUMLにありるような図はだいたいチャットで細かい指定なども全部いれて頼んでSVGで書かせるという感じでやっています
    • 後ほどLTスライドに出てくる「一周回った矢印」とかも全部SVGを生成してもらって、あとは手で微調整しています

Amazon ECSデプロイツールecspressoの開発を支える「正しい抽象化」の探求

  • ツールの責任分界点とか、変更頻度によるツールの使い分けとか、一緒に働いていたころの話が多いのでその辺はおさらいとして聞いていました
  • ちなみにうちの会社では今もバリバリとECSを使ってて、新しいサービスをにょきにょき生やすときにやっぱりecspresso initで取り込んでリポジトリにデプロイワークフローとして入れていく…という感じでやっています。とても便利

大規模OSSに一人で立ち向かうには

  • 今回のベストトーク投票で選ばれて、わたしが目録を渡したトーク
  • で、私もちゃんと聞いてたんですけども、普通にこういう人の話が聞けるというのがYAPCのいいところだな~と。Perlだけじゃない、(今回のキーノートもそうでしたが)Hacker’s Wayみたいなストーリーの話が聞けて「は~ 来て良かったな~」って感じになるYAPC感がありました
  • このストーリーに再現性があるか? と言われるとよくわからないですが、「運が良かった」みたいな話ではないため、そういう意味では聞き応えがありました

ここらへんまで聞いたところで、案の定眠気が襲ってきてこのあとの記憶があんまりありません。基本的にはホール(トラックA)にいました。

SREのためのテレメトリー技術の探究 — モニタリングSaaS開発からAIOps・AIインフラまで

  • 普通にアカデミック方面(という言い方でいいのか?)に歩みを進めるのは結構大変というか、トークの中にもありましたけど実務と新規性を行ったり来たりというか両立させるのってホントに大変だと思うのですごいなあと思いました
  • いまもお世話になっているMackerelが生まれたあたりの話などが聞けてよかったです。2015年くらいのWebサーバアーキテクチャ序論とかのブログに大変お世話になりました

クレジットカードの不正を防止する技術

  • VISAのブランドプリペイドのイシュアをやるスタートアップ、一時期雨後のたけのこみたいになってた時期もありましたが最近はだいぶおちついてきましたね。各社リブランドしたり方向性をピボットしたり大変そうだな~ と思いながら見ています
  • 大変そうの中身はビジネスもそうですけどまさにこのトークでも話されてた不正周りとか、取引の電文がフリーダムすぎるとか、技術的にもとにかく大変そう~というイメージでこのトークもいろいろまた大変そうな話を聞いてしまったというところでした
  • 質問のところでもちょっと話されてましたが不正防止系のノウハウが横のつながりで共有されてないというのはまぁビジネス的にそういうものかなとおもいつつ、新規のイシュアはだいたいコレ系やられるみたいなのがあるっぽい(という話を見かける)。そういう所のノウハウが出てこないのが今後の参入障壁となっていきそうですね

このあとLTも一通り楽しみ、1日目は終了! わたしは2日目の最後のほうにスポンサーLTがあってまだ全然出来てないので1日目LTを聞きながらどんな流れ/勢いのスライドがいいかなあといろいろ頭の中で膨らませながら聞いていました。

夜の部

1日目終わったところで博多駅に戻りホテルにチェックイン。博多駅の目の前にあるホテルクリオコート博多というホテルにしました。筑紫口から出ると本当に目の前にホテルがあるので、朝に博多駅で地下鉄からJRへ乗り換えるときにも一瞬寄って荷物預けられるしとても便利。

基本的に旅行行くときは飛行機を変更自由な株主優待券で取って、宿を直前までキャンセル/変更可能なプランでバラバラで取っています。

ただ、今回は7月くらいに「今回のYAPCは有名アーティストのライブとかと被ってて大変らしいぞ」みたいな話が流れたときにはもう既にドーミーインでも2泊で4~5万! みたいな感じになっており、ここに飛行機代もいれたら10万近く行くじゃん…となりました。

こういうときは渋々飛行機を株主優待よりも割引率が高い変更不可運賃にするわけですが、それならもう飛行機+宿のパックでいいよねということでパックにしってみたところ飛行機+宿で5.5万に収まったのでだいぶリーズナブルです。

チェックインを済ませた後、この日は公式の夜イベントは特にないので、福岡に実家がある社員の実家居酒屋(つよい!)で主にカヤックOBたちと飲む会に参加していろいろ話していました。とにかく料理が強すぎてめっちゃ大満足。

お刺身盛り合わせの写真撮ってたつもりだったけど今みたら1枚も写真が残ってませんでした。記憶に残すタイプの飲み会だったようです。

あと、あらたまさんが来てたのでお久しぶりでいろいろ長々と話し込んでしまって(しかも仕事の話…)しまいましたが、いろいろ伝えておきたいことは伝わったようなのでよかったです。そんむーさんや組長の近況も聞けてよかった。

23時前くらいに解散となり、わたしは翌日の資料とかもあるので博多駅に戻る最終バスを上手く捕まえてホテルに戻りました。

戻ったんですがせっかくならとんこつラーメン食べたいよなあと筑紫口出たところをうろうろしましたが、そもそもあんまりこっち側に23時すぎにやってるラーメン屋がなくてどこも並んでいるのでまぁいいかと諦めてホテルにすぐ戻りました。

この日は半分寝落ちして午前3時くらいに意識が戻り、そこからちゃんと就寝。

11/15(土) Day2: スポンサーLTの準備をして話す日

朝は7時半くらいに起きてホテルの朝食会場へ。コンパクトでしたがいろいろ食べられるブッフェで、福岡っぽい食べ物もいろいろありました。明太子系とかね。

ご飯のあと部屋に戻ってきて、昨日は寝落ちしちゃったのでそこからお風呂に入り、せっせと午前はLTのスライドをホテルで書いていました。ちょっと集中して作業してしまい気がつくと11時だったので、そこからYAPC会場へ移動。

ホントはPerl の生きのこりから聞き始める予定だったのですがうっかりしていました。

いろいろ聞いたやつなど

ランチ

  • 会場ついてお昼休みのメインホールに行ってしばらく黙々とスライドの続きを作っていました
  • 12時半すぎにスライドが一通り完成したのでSlackに「こんなんでどう?」となげて「絶対5分でおわらなそうw」という褒め言葉をもらってD棟にランチをもらいに行きました
  • 全然当日案内見てなかったのですが、D棟のほうは普通に教室が使えて電源もあるということでそっちで普通にやってればよかった
  • お弁当は松花堂弁当になっていて9枠あり、ここにもテーマのきゅうが!
    • 結構ボリュームが多くて普通におなかいっぱいになりました。お米が多い。

読む技術・書く技術・伝える技術 - 15年続けて分かった持続可能なオープンソース開発

  • タイトルの通りですが、読む、書く、伝えるを3つのプロジェクトで長年やってきた話で、それぞれ持続可能にするためにいろいろソフトウェアを作って進めるという感じの話でした
  • 継続的なアウトプット、本当に難しくてインプットが大量にある世の中なのでインプットを享受するだけで自分の日々の暮らしとしては満足しがち。今日も久々にYAPCということでブログ書いてますが、筆が乗ってくるまで時間がかかるな~ と思いながらコレを書いています

ステートレスなLLMでステートフルなAI agentを作る

  • AI Agent系の話。前日にまこぴーさんも60分ハンズオンでなんかやってたはずなのを結局見なかったので、こちらを聞きに行きました
  • ステートレスなXXXでステートフルなXXXを作る、といえばステートレスなHTTPでステートフルなWebサービスを作るというのもそうですが、AI AgentはAI Agent特有の苦労があるんだな~というのを色々感じました
  • 会社にもAIエージェントチックなSlack Botがいて、それの開発を立ち上げたりなどしていたので色々思うところはあるのですけど、一番「なるほど!」と思った話は時間経過の概念があるというところでしょうか。正直ただのAgentなら時間経過とか気にせずに直前の文脈を中心にコンテキストを作ればいいのですけど、一連の会話行為の体験自体に価値を置くサービスだと「昨日の夜の会話から半日たった朝の会話である」みたいなところが重要なコンテキストになってくるのか~というのがかなり発見でした。

このあとはLT。今回はスポンサーブース巡りもほとんどしてないし、D棟の踊り場もほぼ見なかったのでわりとトークづくしという感じのYAPCを楽しみました。

ということで、スポンサーLTでは「2025年 面白の現在地」という謎の話をしてきました。前日にもクロージングとかで「YAPCの現在地を記録してほしい!」みたいな話があったのでそんな感じに微妙にひっかけています。

スポンサーLTの出番がおわり、結構盛り上がった? ということで無事出番はおしまい! ツイート見ている限り「よくわからない」と「面白い」が半々くらいでしたでしょうか? 狙い通りです。

人によって感じ方はいろいろあると思いますが「面白い」とか「一周回って面白い」という感想になるのがある意味メタ的で面白いという感じで味わってもらえればと思っております。

懇親会へ

最近のYAPCはホテルの立食パーティー形式の懇親会が多く、今回もそういう感じでめっちゃ美味しそうな料理が並んでいる懇親会でした。名前だけは聞いたことあったビアキチのクラフトビールも出てるしサイコー!

クラフトビールはわりとすぐ無くなったので、早めにじゃんじゃん飲んでおいてよかった

一通り懇親したあと、12月の非公式リジェクトコンの話をいろいろ直接したりなどしてきました。あと、キーノートのP山さんと話す機会があり直前のLTで暖まったのがよかったと言ってもらえてなによりでした。

P山さんのStay Hackerの話もとてもよかったです~、というか私はインターネット上で見ているすごい人としてのP山さんしか知らなかったのですが、わりと破天荒な感じの駆け出し時代みたいな話がとてもよかったですね。

他にもいろんな人と話したり、「○○な人~?」でステージに登ったりしたんですが、あんまり記憶が残っていないという。

二次会イベントへ

懇親会がおわり、この会場からどうやって博多駅まで帰るのがいいのか…と調べてみると1時間に1本しかないバスがちょうどもうすぐ来るということでこの日もバスに乗って博多駅へ。

ホテルに一旦戻っていろんなもの(PC、iPad、iPhone、人間)を充電したあとDELTA社のhirataさんにお呼ばれして薬院のビアバーへ。ここもいろんなクラフトビールがのめてうまい! と思ってたらそんむーさんもやってきてここでもLTの話をしたり。

そんむーさんからは「あの話の組み立ては上手いよね、よく分からない話を交えつつちゃんと最後カヤックの最近の事例紹介になっている」というコメントをいただきました。まさに、スポンサーLTとしては最終的にカヤックのこととか最近の事例を知ってもらうというのが狙いだったので「まさにそれが狙いだったんですよ~」というような話をしたりなどしました。

翌朝午前には福岡を離れないといけないのでこの日は23時半くらいで撤退して、天神南をブラブラして屋台でラーメン食べれそうか見てみましたがさすが土曜夜、混んでてどこもすぐ座れなさそうということでそのままホテルに戻り、2時くらいにちゃんと寝ました。

11/16(日) Day3: 帰路

とりあえず7時半くらいに起きて、この日もホテルの朝食ブッフェへ。2割くらいメニューが変わっていたので変わったやつを堪能して福岡の余韻を味わいました。

ここからはもうタイムアタックみたいな感じで、9時過ぎにはチェックアウト準備とそのまま飛行機に乗れるパッキングを済ませて博多駅へ。駅直結の商業施設系は10時まで開かないので駅の中の名店街みたいなところで買えるお土産を一通り買い込んで地下鉄に乗って空港へ! 10時前にはもう到着しました。

保安検査をさっさと通過しましたが、11:20の飛行機なので1時間ほど時間がありカードラウンジで休憩。福岡空港がいろいろ改装されてからラウンジにきたの初めてでしたが、ここは滑走路が正面にみえるし、誘導路は目の前にあるしでなかなか壮観なラウンジですね!

帰りの飛行機は直前で「窓側で」「後ろに席がなくて気兼ねなくシート倒せる」という一番後ろの窓側に席を変更したので、窓の外を眺めながらゆったりしていました。

天気が良く、瀬戸内海から太平洋に出るルートで飛んでいて左窓側(A席)だったので今年の万博会場の大屋根リングや富士山が見られてラッキー! な飛行機でした。

まとめ

振り返ってみるとけっこうな強行軍で、ほぼほぼ福岡観光せずに帰ってきました。とんこつラーメン食べれなかったのだけ心残りだな~。

ただ、観光する暇がないくらい(?)YAPCが充実してたということでもありまして、聞き応えあるトークをいろいろ聞けてよかったです。運営のみなさま今回もいろいろお世話になりありがとうございました!

次回は2019以来のTokyoということで、宿泊のこと考えなくてよいというのはいいですね。実はビックサイトのYAPC::Asia Tokyo 2015は行ってないので私にとっては初のビックサイトのYAPCです。楽しみ~!

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acidlemon

|'-') れもんです。鎌倉市在住で、鎌倉で働く普通のITエンジニアです。 30年弱住んだ北海道を離れ、鎌倉でまったりぽわぽわしています。

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