last update: 2014/12/15

2014/12/15

Abandoned Planet

昨日、レイトショーで楽園追放見に行ってきました。

興行はじまってしばらく経って、良い良いとわりと周りで話題になっていたので、まぁそのうち行こう(つまり行かないパターン)と思ってました。しかし、おもむろに土曜の夜に最寄りの上映館といつまでやってるかを調べたところ、横浜ブルク13で19日(金)まで! ということがわかり、「あれ、これ明日行かないともう休日ないじゃん!」となったので急遽劇場へ観に行くことにしました。

劇場へ映画を観に行くのは3月に劇場版モーレツ宇宙海賊を観に行ったとき以来なので、なんと9ヶ月ぶりというハイペースです(普段は数年に1本)。しかしながら今回はさすがにホントに急だったということもあり、一緒に観に行きそうな人を誘うのに大失敗したのでおとなしく一人で観に行ってきました。一人で映画観に行くのは007慰めの報酬以来だから6年ぶりですね。

そんなわけで、映画を観たので感想を書いちゃうぞーと思ったんですが、その前に一つ注意。以下はあらすじは含まないですが、結構マジメにかいた感想を含むので、感想書くのもネタバレだ! ネタバレは許さん!! という電脳世界の保安官の方はそのままディーヴァにお帰りください。

ストーリーやキャラクターとか

今回もモーパイに引き続き事前情報無しで観に行きました。せいぜい知ってたのは「楽園追放」っていうタイトルと、Twitterのタイムラインに流れてきた「尻」という単語だけで、制作元もしらなければ脚本もしらないよという状態で観に行っています。いやだからといって別に尻目当てで行ったわけじゃないですよ。

モーパイのときはいちおうアニメは2クール全部観てたので世界観とかは分かってましたけど、今回はオリジナルなのでホントについて行けなかったらどうしようとドキドキでした。

でもあれです。いちおう最初に主要スタッフやプロダクションの名前が出てきたので、「あーニトロプラスなんだぁ、だからあんなに胸が大きいキャラクターなんだなぁ」というのは最初の5分くらいでわかりました。いやしかし同僚を出し抜くためにマテリアルボディを若くしても…いやまぁ胸の話ばっかりしてると長くなるのでまぁいいや。

まぁそうはいってもぼくがニトロプラスについて知ってるのすーぱーそに子の制作元であるというだけで、だから胸っていう発想に至っただけなのでもっとちゃんと知ってるひとからすると異論があるかもしれません。

さてストーリーやら世界観やらですが、いわゆるサイバーパンクなやつ。(エンジニア/理系なので)わりと好きなジャンルです。原作とかのないオリジナルものなので、事前情報なしでもちゃんと話が飲み込めるように最初の30分くらい?は世界観のイントロダクションになっていて、すんなり飲み込めました。

そっかー、これ電脳世界なのかーと思いましたが、電脳世界の実態は地球からはるか離れた宇宙にあることが説明され、なおかつ電脳世界の人々は地球のことを「地上」とよぶあたり、地球以外の宇宙ではまだ生命とかそういうのは見つかってない世界観なんだなというところはわかりました。その辺は後半でフロンティアセッターが外宇宙に行こうとしてるけどディーヴァ側は外宇宙の探索に意味を見いだしていないところと繋がってましたね。

フロンティアセッターの謎が解けていろいろと知識やら仁義やらが深まり、アンジェラがディーヴァに戻っていくところで「もうそろそろ1時間半くらい経ってるような気がするからこのまま終わりなのかなぁ…。でも普通に考えればあと1回はドンパチあるよなぁ…。」と思いながら観ていました。しかし、どうやらその時点ではまだ1時間弱しか経ってなかったようで、そういう意味ではモーパイのときとは違って同じ1時間半の映画でもだいぶ長く感じられました。

あと最後の終わり方、ぼくからするとまぁいいところで終わったなというところです。大体アニメや映画を1本見終わったらネットで他の人の感想とかを眺めたりするので今回も帰りの電車でいろいろ眺めてて、続編に期待みたいなのもありましたが、個人的には続編はいらないかな、と。

どうみてもディーヴァの世界はこれから世知辛くなりますし、地球は地球で2%の人間しか残っておらず文明もないみたいな感じなので正直な所あまり「この世界観だけのままで」面白くなる要素があんまり思いつきませんでした。まぁたいていそういうのって追加の設定が入って面白い続編が作られるのが世の常なので、そこを否定する気はありません(というか続編が出るとぼくはそういう所の想像力/創造力が欠如してるんだよなぁといつも思い知らされます)。

3DCGアニメについて

事前情報知らなかったばっかりに観た後にググって衝撃を受けたのはどちらかというとこっちでした。フル3DCGアニメ。

いやまぁ別に全部が全部2Dだったとは思ってなかったし、アンジェラがどっかに座って脚をぶらぶらさせてるシーンでは右足と左足のふとももがポリゴン的にめり込んでて「おや? なんか3Dっぽい不自然な重なり方だな」と思ったりもしたんですが、まさかそのシーンも含めてフル3DCGアニメとして作られていたとは。

言われてみれば、地球に降りてからドンパチがはじまるまではほぼ顔のパーツの基本的な形状は変わってなくて、喜怒哀楽に乏しいなーと思ったりしましたし、逆に最後のドンパチのときには思いっきり攻撃的な表情になってこれは戦闘用の別の顔パーツが描き起こされているなとわかります。

あとはアンジェラの髪の塗りですか。あれもたしかに3Dと言われてみるとそういうアニメ塗りをした髪をテクスチャで貼ってるという感じに見えてきますね。どういうモデリングになってるのかメイキングまでは見てないですが、トゥーンな塗りが不自然にならない程度にはちゃんと法線が設定されてそうですし、あれでゴリゴリうごいちゃうのはだいぶすごいなーと思いました。

3Dアニメってわりと逆にヌルヌル感が出て気持ち悪くなるところも従来の作品ではありました。この作品ではそこもちゃんとキャラクターの動きがヌルヌルしないように2コマ撮りか3コマ撮りまで落としてあるとかでアニメーションの枚数を抑えてあるのかなーという感じでした。ホント2Dアニメっぽくて違和感ない。

でも飛翔体が高速でキレイな曲線を描いて飛んでいくのはたぶんフルアニメーションになってるのかな。ああいう使い分けがなされているといわゆる2Dのアニメに慣れてる人でも全然違和感なく見られる感じなのではないでしょうか。少なくともぼくは何の違和感もなかったですね。

ぼくも今はゲームやさん的な仕事をしてますので、GUILTY GEAR Xrd -SIGN-の3Dアニメグラフィクスの記事とかは読んでてある程度その辺にいろいろ苦労が伴うことは知ってます。なので、事前に3Dアニメだよと言われればああたしかに3Dだなぁ、と3Dアニメのあら探しのような見方で見てしまうところでした。

しかし今回は事前情報無しで観ていてそういうあら探し要素がほとんど見当たらず(前述のふとももくらい)、ストーリーなどに集中できるよい2Dアニメっぷりだった、というのがぼくがこの作品に送ることができる最大限の賛辞であります。そのぐらい、よくできていた完成度の高い作品だったというのが感想でした。

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