2012/06/18

母さん、ぼくは元気でやっています

まるで元気じゃなかったかのようなタイトル。ホントに元気でやっています。

なんつーかまぁ、転職するんだったら会社辞めてから1ヶ月くらいブランクを入れれば良かったよとホントに思ってたりする今日この頃です。まだ部屋の片隅に引っ越し荷物の開けてない箱が積んであるのね。まぁなんかこういうことになるんだろうなぁと思いつつ箱に詰めてたけど。たしか大学院卒業して室蘭から札幌に引っ越すときも日程が超キツキツでこれいらねーだろってものもガンガン箱に詰めてたんだよねぇ。マジでモノを捨てる技術を身につけたい。

さて転職してぼちぼち半年近く経とうとしているので、とりあえず作ったものの話でも書くかー。

jsdo.it HTML5 Games

たぶん一部のWeb制作者にはきっと大変重宝されているであろうjsdo.itのゲームサイトのサーバサイドを担当しましたよ。

おおざっぱに言うといろんなジャンルのHTML5コードが投稿されるjsdo.itにおいて、ゲームっぽいものを集めて早し、最上川...は関係ないんですけど、まぁそんな感じです。一昔前まではFlashゲームって一大ジャンルを築くぐらい流行りましたけど、AppleがiOSにFlash乗っけないというのを貫いた結果Flashのプレゼンスはかなり落ち込みました。

で、代わりと言ってはなんですが、それHTML5使えばできるよとばかりに色々なデモが出てきました。そんな時代を背景に、流行を先取りするようにHTML5コードをWeb上で動かしてシェアできるサイトとして生まれてきたjsdo.it。ここに投稿されているFlashゲーム的なものをまとめて遊べるようにしてるのがこのjsdo.it HTML5 Gamesというわけです。

ぼくはこれのサーバサイドの実装をやってました。おもにスマートフォンコントローラの仕様とかを考えたりとかしたわけです。WebSocketってホントにすごいですねー。ロングポーリングでも似たようなことは出来ると思いますが、アーキテクチャ的な美しさ(ムリのなさ)を考えればWebSocketはWebブラウザを使ったリアルタイムの分野では必ずや伸びていくテクノロジなのではないかと思います。

ま、とりあえずそんな感じです。

もえナビ

第一声に「このご時世に萌えかよ!」って突っ込みたくなるような気がしないでもないですが、割と作りは真面目なiPhone向け音声ナビゲーションアプリです。名前に萌えってついてるのでどうもイロモノっぽいイメージがありますが、別にそこに力を入れているわけではなくて、あくまでもGPSを使った音声ガイドというところに力を入れてつくりました。

たとえば、スポットが近くになるまではGPSの精度を上げないようにして電池の消費を抑えたりとか、iPhoneのバックグラウンド位置情報サービスとバックグラウンド音声再生機能を組み合わせてバックグラウンドにいてもスポットに近づくとナビを自動再生するとか、そういうところで力をいれています。

「自動再生」ときくと人混みの中を歩いていておもむろにお尻のポケットに入れたiPhoneのスピーカーから勝手に音が流れ出して恥ずかしい思いをしそうなイメージとかがするかもしれません。でも、そこはちゃんと作ってあって、自動再生機能はヘッドフォン等の外部音声出力機器を使っているときのみ有効になるという力の入れようです。っていうかまずオレがスピーカーから自動で音出たりするのがイヤだし。

まーほかにも音楽聴きながら歩いていて自動再生が発動してもBGMを止めずにボリュームを軽く下げてナビを再生するようにしてたりなど、細やかな気配りを超いっぱい入れた音声ナビゲーションアプリとなっております。鎌倉にお越しの際は是非おためしくださいませ。

ただ、♂ボイスのほうはちょっと聞いててムカムカするかもしれない... サウンドエンジニアリングもぼくがやったんですけど、こんなセリフをぽんぽん考えつくなんて逆にすごい才能だなーと感心するくらい一貫したキャラの立ちっぷりでした。

あと、きっとほとんどの人は気付かないと思いますが実は英語版のほうが力が入ってて、日本語の音声を数秒流してから同時通訳風にクロスオーバーで英語の解説が入るという演出を採用しております。まぁそんな種明かしを日本語で書いてもしかたないのですが...

とまぁそんなわけでここ数ヶ月の仕事の話を書いてみました。

で、これまでのこのサイトの更新はsvnにcommitすると自動的にサーバに反映されるというスタイルだったんですが、今回からはgitで更新するようにしてみたんです。

転職してから本格的にgitを使うようになって、なにこれめちゃ便利じゃんってことに気付いたので、さっそく自分のサイトの更新にも使ってみるぜと思って早2ヶ月、梅雨どきで外の出るのがおっくうになったタイミングでやっとgit化できました。このサーバはいまだにXREAに置いてあるサーバなので、まずXREAでgitを動かすというところからいろいろ詰まったりしたので、その辺のノウハウについてはまた次回書く予定です。