2003/05/17

最近の気分

平和な日々

最近はなんだか平和な日々を送っています。まぁ、ちょっと前までひたすらあきれさせられるイベント(ATOKおちて、ATOKおちて、ATOKおちて、やる気吹っ飛び)が発生していたわけで、それが落ち着いた分生活も落ち着いたかな、と。

そのほかにも、3年になってから演習系の授業が2つあるので、まわりがレポートに追われている分遊んでいられないらしいというのが平和に過ごせている要因のようです。ちなみに私自身は「プログラム書く系」の演習に関しては、授業時間中に適当にあそんであとでやる、みたいなことはせずに授業時間内にすべて終わるように(そこだけ)最大戦速でこなしているので問題ないわけですが、終わって一息ついているときにまわりが「できねぇー」と悩ましげな表情でヘルプを求めてくるのをみて「あー、分かってるとなんでもないけど、分からないとこんなところでつまずくのかぁ」とも。

まぁ、こんなこと書くと余裕綽々のようにも読めますが、独学でやってた人にしてみれば些細なエラーにでも片っ端からつっかかってきた記憶があり、人に聞こうと思っても聞く相手がいないためひたすらコンパイルエラーのメッセージを眺めて原因究明にあたらざるを得なかったため、踏んできた場数の数がダイレクトに経験として蓄積されるわけで、そういうことがあったことを考えれば大学の演習程度でつまずいていられないという気持ちもあったり無かったり。

ただ、今週のJavaの演習はいきなり「ソケットを使ったサーバ/クライアント式のプロセス間通信」なんぞをやらされたわけですが、私も普通にソケットプログラミングなんてやったことのない人だったのでちょこちょこつまずいたりもしまして、結論からいえば「あれは面白かったなぁ」と。結局、なんでいままでソケットプログラミングをしたことがなかったかといえば標準C++にそれがなかったからで(描画関連やスレッド関連に疎いのも標準C++にそれがないからだ)、そういう意味ではJavaではそれが既に標準ライブラリとして組み込まれてるので(そりゃ、ネットワークソケットのサポートのない仮想マシン環境なんて、Webアプリケーションなんぞに使えないんだから標準で乗ってるのは当たり前か)、「Java? C++の2番煎じのような感じだよなぁ」とかなりJavaを訝しんでみていた私ですが、たしかにそういう方面の標準ライブラリの充実はC++にはない要素だからちょっとうらやましいとは思ったりした今日この頃。

最近のマシン環境

さて、どうしても片付かなかったレポートをおうちのcygwinでやろうと思ったわけですが、よーくかんがえたら新マシンになってからただcygwinをインストールしただけで放置してたわけで、日本語が通らなくてかなりの勢いで泡を食う羽目になりました。結局、cygwin日本語環境を整えてる時間があったらレポートが1本終わる勢いだったので後回しにしてしまったわけですが、そもそもcygwinからwindowsのプリンタって使えるんですかねぇ。

たぶん、Windows側にあるプリンタをUNIX印刷サポートを組み込んだ上でネットワーク共有にして、cygwinからローカルホストのプリンタに向かって印刷オペレーションを飛ばせば行くのかなぁと思ってますが(そのほかにもlpr自体を設定する必要アリ?)、それを試そうにも、試す以前にまだ日本語が通らなかったりWindows上のTrueTypeフォントを使えるようにしてなかったりしてるので、レポートが一段落ついたらやってみようかね。

で、平和というよりはむしろ刺激のない退屈な日々を送っていたので(平和ボケモード突入)急に壁紙を作りたくなって1つ適当に作ってみたんですが、最初に手抜きにラスタイメージを変形させて作ってみるとどうもやっぱりクオリティが落ちるんですね。しかたないのでベクタで図形を作り直して書き直したりしてみたわけですが、使ってるPaint Shop Proのバージョンが6なのでベクタオブジェクトにテクスチャが張れないっぽいんですよね(たしか7からのサポートですよね)。PSPは5→6→7と立て続けにバージョンアップしてたので「あー、8もたぶんすぐ出るだろうから6から7にしないで8出るの待とうかぁ」なんて思ってずっと待ってたわけですが、8がなかなか出なかったりしてずっと6で我慢する日々が続いてたわけです。

ということで、思い立ったが吉日、8が待ちきれないからPSP7買いに行こう、と思いつつも念のためv8のリリースに関する情報がないかあさってみると、既に米国ではPSP8が出てたりすることが判明日本のJascのサイトはいまだにv7(10周年記念パック)のままですが、たぶんもうじき日本語にローカライズしたv8が出るんだろうということを勘案してもうすこしだけPSP6でがんばってみますかね。ってか、やっぱり待ちきれないのでPSP8の英語の体験版をダウンロードしてPSP8の世界を体験しておくことにします。

参考: 真ゼロ円でできるXサーバ[Windows XP編] (@IT/真ゼロ円でできるXサーバ Windows 2000で動かすXFree86の後継記事)

最近のトピックス

最近のハンドヘルドPC

Pocket PCは相変わらずですが(何が)、Handheld PCはほんとにMicrosoftが「もうでない」といっただけあって新機種もHandheld PCの最新版も本当に出ませんね。

というわけで、Handheld PCという型にこだわらずハンドヘルドタイプのシグマリオンが(Handheld PC 2003は出ないだろうと踏んだのか)Windows CE.NET(4.10)ベースで出たそうで。Pocket PC 2002はWindows CE 3.0ベースのシステムですから、最新のPocket PCより新しいシステムをベースとしたハンドヘルドタイプのマシンが出てきたといえるって事でしょうか(そう考えたら、Handheld PC 2000って3.0ベースなんだからPocket PC 2002とシステム的には互角だったって事なのかね)。

余談ですが、いまだにPocket PC 2002とかHandheld PC 2000をOSと呼んでいいのか分かりません。個人的にはOSの上のミドルウェアレイヤーぐらいのモノかと思ってるんですが。さらに単にPocket PCというと、プラットフォームに近い意味合いの部分の名称(説明がヘタ)として使われてるような気もするわけで、混同しまくりです。

で、例によってOEM元はNECでして、NECといえばモバイルギアでして。sigmarion IIIをスペックアップしたようなハンドヘルドタイプマシンが新モバイルギアとして出てくるんじゃないかとちょっと期待しているわけですが(期待してるだけで買う予算がないワナ)、日本ではいまの特にそういうような報道はなかったりします。

えーとえーと、たしか、海外発売のMobilePro 790 = 日本のMobile Gear R550相当でしたっけ?(MobilePro 300系がPocketGearになるんだっけか)

ってことは、ハンドヘルド型のMobilePro 900ってことは、日本でも新型モバギが出るんですかねぇ。8.1インチ液晶ってことは、やっぱりいつものハーフVGAなんでしょか。Handheld PCっていう(ある意味)縛りが無くなったんだからもっと大きい方がいいなぁ、とか思ったりします。ハンドヘルドタイプマシンって、Microsoft Terminal Server Clientでもって母艦のXP Proを動かしたりデータコピーしたりするのにも使えますから、ハーフVGAだとその点きついなぁ、と。その点、sigmarion IIIは800x480ですから、母艦にリモートデスクトップしたときに640x480でつなげば一応、スクロール無しで画面がおさまるんですよね。これは便利だと思いますよ。

…イカン、欲しくなってきた。

参考: MobileGearAge (PDABiz - NECのPDA関係プロダクトサイト)

Windows XP SP2って

ま、Longhornなんてどうでも良くて(どーせ遅れるんだし、おいらMSDNサブスクリプション会員じゃないからWindows 2000のように一般公開RC2でも出なければβ版を手にすることもないし)、WindowsXPのSP2の話の方が気になるんです。記事の2ページ目には、

Longhornまでのクライアント製品はどうなる?

2003年は、Windows Media Center Edition(MCE)のアップデート版のリリースが予定されている。MCEのアップデート版は、WindowsXPのSP2をベースとしたものとなる。

現在、リモートデスクトップを使って、PCにアクセスすると、アクセスされたPCはディスプレイ、キーボードなどが使えなくなる。つまり、リモートデスクトップであっても同時に使用できるのはシングルユーザーとなっている。

WindowsXP SP2では、同時に複数のユーザーがPCにアクセスして使用できるように、リモートデスクトップの機能を拡張して、同時にアクセスできるマルチユーザー環境を整える。これにより、Smart Displayを利用した時に、デスクトップPCが使えなくなるということもなくなる。

さらにWindowsXP SP2では、リモートデスクトッププロトコル(RDP)にAV転送プロトコルが追加される。これにより、SmartDisplayでもビデオやオーディオの再生が行えるようになる。また、Universal Plug and Play(UPnP)のコンテンツディレクトリサービスやMedia Serverなどの機能が追加されることで、Windows XPをメディアサーバ化することができる。

なんていう一節があります。

この「リモートデスクトップされたマシンがリモートデスクトップを受けている間使えなくなる」というのはWindows XP Proの仕様で、使ってる人は知ってると思いますが、例えばAというユーザーが直接ログオンしているときに、外部からリモートデスクトップでBというユーザーがログオンしようとすると、Aの画面上には「他のユーザがリモートから接続しようとしています。他のユーザのためにログオフします?」みたいなダイアログが出てログオフする稼働かせかされるわけですが、ここで「いや、オレはアイツになんか使わせないっ」とログオフを拒否すると、リモートから接続しようとしたBに対しては「ログオンできませんでした」と出るわけです。

また、単にパソコンをAというユーザをログオンさせっぱなしにして外出して、外出先からBというユーザで入ろうとすると(ほら、Aというユーザが管理者権限で動いてるけど、リモートデスクトップでわざわざ管理者権限を行使する必要はないというようなセキュリティ上の観点から、Bというリモートデスクトップの使用を許可した一般ユーザでログオンするとかいうシチュエーションを考えてみてください)、おうちのマシン上にはAに対して前述のメッセージが出るわけですが、当然(泥棒でもいない限り)Aに対して出たメッセージに対してログオフOKをする人がいないわけですから、この場合にもタイムアウトでBからのリモートデスクトップ接続は失敗します(うろ覚えだけど、確かそうだったはず)。

ちなみに、Aでログオンしっぱなしにして外出して、Aでリモートからログオンしようとするとどうなるかというと、おうちではAが既にログオンしているわけですが、リモートから接続しようとしているのもAなので、ローカルのAは警告なしにログオン画面まで戻されて、そのAのログオン状態を維持したままリモートの画面にAの使っていて放置したままのデスクトップが現れます。いったんローカルからAをログオフしてからリモートからAでログオンであれば各種アプリケーションもログオフ時にクローズされるはずですが、確か私がリモートからそれをやったときは普通に各アプリケーションが起動しっぱなしだったのでログオンを維持したままのデスクトップ環境の移行のはずです。

というわけで、シングルユーザーオンリーのログインとは、このような「リモートからアクセスしているときはローカル側はマシンから閉め出されてログオン(ようこそ)画面に戻る」ということ指すわけですね(Linuxで緊急時などに使うシングルユーザモードとは別物です)。ちなみに、今回の件とは関係ないですが、XPには高速ユーザー切り替えという機能(スタートメニューのログオフから「ユーザ切り替え」を選ぶか、Windowsキー+Lを押してみてください)が実装されてまして、ログオンを維持したままユーザを切り替えることができるんですね。このときはバックグラウンドに回ったユーザーのコンソールを非アクティブにすることでこのような処理が実現されてたはずです(裏で他ユーザのセッションが維持されているのでそのぶんメモリを食います)。

で、このようなシングルユーザーオンリーのログインというのは、単にマルチユーザの実現がシステム的に難しかったというわけではなく(それができなかったらWindows Server 2003なんて作れません)、XP Proの仕様として意識的にそういう実装にしてあったと記憶してるんですが、それをSP2で覆してマルチユーザ化を目指してきているということは、

  • Windows XP Home→スタンドアローン/クライアント
  • Windows XP Pro→ホームサーバ/ハイエンドクライアント
  • Windows Server 2003→企業向け大規模サーバ
  • Windows Media Center Edition/Tablet PC→XP Proベースのメディア特化ホームサーバ

という住み分けをさせるという方針に切り替わったということなんですかね(いや、知りませんけど)。

ま、そんな邪推はともあれ、リモートデスクトップを使おうとするたびに(数ヶ月に1回とかしか使わないのに)シングルユーザーオンリーのワナにはまってきた私としては嬉しい限りですが、まさか、Media Center Editionにマルチユーザ化が乗ってくるだけでXP Pro自体にはマルチユーザ化が乗ってこないとしたら悲しいなぁ、と。リモートから複数のユーザを受け入れるような必要は全然無いけど、せめてローカルから1ユーザ+リモートから1ユーザ、という使い方ができればディスプレイをたくさん買わなくても既存のノートPCにリモートデスクトップクライアントを入れてマルチディスプレイのような芸当ができるじゃないですかっ。

当然、リモートのユーザとローカルのユーザは別である必要があると思いますが、LANを使ってリモートのマシンを手元のマシンで操作するソフトを使えば(どこドアとかSチェンジャーとか)、古いノートPCを引っ張り出してきてノートPCの方のユーザでブラウザを表示させつつメインマシンで原稿を書くみたいなマルチディスプレイチックな事ができるような気がします。

…イカン、欲しくなってきた(何が)。

小ネタ

hrのマージンの挙動をみるために久々にMozillaなんて起動してみたわけですが、左下のステータスバーの横に

ChatZillaのアイコンが…

一瞬、「え、MozillaにCZ Editor(なにそれ)搭載?!」とか勘違いしてしまいました。いや、ChatZillaのアイコンなんですけど、私にはWZ Editorのアイコンのパクリに見えたんですが……どうでもいいですね。きにしなーい。

ちなみに、こんなモノを見間違えたのは単に私が「WZ Editorユーザーではない(だからアイコンの形なんてうろ覚え)」上に「WZ Editorのアイコンといえばタスクトレイに入ってるWzアイコンしか思いつかなかった」とかなんとか、そんな理由です。かなり気になって本物のWZアイコンを探して確認してみましたが、……似てねぇや。

…イカン、欲しくなってきた(しつこい)。

HotmailとMicrosoft系Messengerのコンボ技

えーとえーと、たったいま思いついた事なんですが、MSN Messenger(か、Windows Messenger+MSNプラグイン)を導入してHotmailのメールアドレスでIMを運用していると、メールが届いたときに「カリカリカリカリ」という音(違う場合アリ)とともに新着メッセージがくるじゃないですか。

私の場合、過去に6年前にとったHotmailのアドレスをIM用のアドレスとして使っていたため毎日鬼のような量のSPAMが届いてたわけで、Hotmailの迷惑メール対策サービスを入れてもそれをくぐり抜けて届いてくるわけで、とかいう理由で一昨年の暮れあたりにメインアドレスで.NET Passportをまともに取り直してIM用のアドレスを乗り換えたとかいう顛末があったわけですが、よーく考えてみると、IMでメールの着信通知をしてもらえるサービスっていうのは意外と使えるかもしれない。

まず、汚染されてない(SPAMの届かない)Hotmailアカウントを用意して(新規にとるのが手っ取り早い)、そのアドレスでMessengerにサインイン。あとは「BBSに返信がついたらメールを送って知らせる」とか「ソフトのアップデートをメールでお知らせ♪」みたいなサービスのメールの送り先をそのアドレスにすれば、頻繁にメールチェックをせずとも(=メインで使ってるメールサーバに負担をかけずとも)向こう(hotmail側)からメッセンジャーに新着メールのお知らせを送ってくるのでその通知が来たときだけメールをチェックしてやればいいんじゃないですかっ。

まぁ、そうなるとメインで使ってるIMの他にもう1個メッセンジャークライアントを起動しなければならないわけですが、Windows XPであればMSN MessengerとWindows Messengerは共存(というか同時起動)可能ですし、その他のOSでもRegnessemのようなMS系メッセンジャー互換のメッセンジャークライアントがありますから(余談ですが、RegnessemはMessengerを逆からつづったものだということに最近やっと気がついた)、その辺を使えばとりあえずこの手のコンボ技(っていうのか?)を実現することができるでしょう。

まぁ、こういう需要はMS系メッセンジャーのメールアドレスをHotmail以外のアドレスで.Net Messengerを使ってサインインしている人ぐらいにしかないと思いますけど、メールの効率的な整理を考えたら通知受け取り用に1個メールアドレスを確保してメッセンジャーサービスで常時通知が着たかどうかを監視する、というのはアリかなぁと思ってみました。

…イカン、欲しくなってきた。……ってか、それ用に新しいHotmailアドレスを取ってしまいました。

うされもん @acidlemonについて

|'-')/ acidlemonです。鎌倉市在住で、鎌倉で働く普通のITエンジニアです。

30年弱住んだ北海道を離れ、鎌倉でまったりぽわぽわしています。

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