last update: 2013/09/03

2004/01/03

ロールプレイとネカマ

新年1発目の話題がこれ、というのもアレですが結構この辺曖昧のような気がするので書いてみます。

とりあえず事を論じる前にネカマとは何か、という点なんですが、一般的な解釈としてネット上において自身の性別を偽るケースについてネカマという呼び方がされており、WebチャットなりICQなりなどで男が女を装って別の男に接近し、男の装った女を口説いて「こいつ必死だな」などという感じで晒される、みたいなのがよくあるネカマの一般的なパターンです。

で、ここまでは「ネット上の人格(性別)」と「真の人格(性別)」という2つのレイヤーの間での話なのであまり話がこんがらがりませんが、これがMMORPGというものを通してしまうと一気に話がややこしくなります。

RagnarokOnlineではキャラクターの性別がキャラクターの職業とは関係なく選べてしまうという背景もあるため、「真の性別が男であるのに女キャラクターを使っている」をもって「ネカマ」と表現されることが少なからずある、というか、そう勘違いしている人が多いです。

しかし、あくまでも先ほどの2つのレイヤーの上に「RPG上のロールプレイのしての人格(性別)」というものが乗っかっただけであり、「RPG上の性別」というのはネカマであるかどうかについての判断についてはまったく影響がないと見るのが自然でしょう。以下、いくつかのケースについて考えてみます。

キャラ性別女、ネット性別男、真の性別男 のケース

ROではわりとよくあるケースです。

これをもってネカマとする人はほとんどいないでしょうが、一つ例外があります。キャラ性別が女であるので「ロールプレイとして」女性を演じる場合、(ゲーム外のネット上の性別とは関係なく)真の性別が男であると判明した場合に「ネカマ」扱いをされてしまうことがありますが、これは間違いなく「ネカマ」にはならないでしょう。

あくまでキャラクター性別が女性なのでそういうロールプレイを行っているというだけであり、それはネット性別にも真の性別にもまったく関係はありません。ROではなく、これをTWのようなキャラクター性別と職業が切り離されていないゲームで考えればすぐ分かるのですが、「キャラ性別が女なのでロールプレイが女性なのに真の性別は男」というケースを「ネカマ」と認定してしまえば「オレ、魔法職やりてぇからテイチェル使おう」というような場合、それはすべてネカマということになってしまうわけですね。

それでも「いやいや、男が『ロールプレイ』と称して女を演じてたらそりゃネカマだろ…」という意見もあるかもしれませんが、あくまで「MMO-RPG」であり、ロールプレイの存在を認めているゲームである以上、そういう意見の人は正直出会い系サイトにでも帰った方がいいんじゃないかと。ハイ。

キャラ性別男、ネット性別女、真の性別男 のケース

まぁ、滅多にあるケースじゃないような気もしますが(でも、ある気はするな)、真の性別が男であり、キャラクター性別も男。しかしながら、ゲーム上のチャットでリアル性別などを聞かれたときに(いや、ゲーム上でいわゆる現実世界の話をするなと私は小一時間問いつめたかったことが何度も何度もあるんですがそれはおいておきましょう)、「男のロールプレイをしてますが、中の人は女です♪」みたいな事を言って「真の性別」とは違う「ネット上の性別」を出した場合にはこれは「ネカマ」として認識されてもおかしくないでしょうし、おそらくその本人もそうであると認識した上で言っているのでしょう。

そもそも日本では「ロールプレイである」という本質に基づいてMMO-RPGで遊んでいるユーザ層なんてほんの一握りしかいないわけでいわゆる「ハァハァしたがるユーザ層」っていうのの中には「ゲーム上のキャラクター同士でハァハァ」というよりも「中の人にハァハァ」というような人たちもいるわけで、そういう人にとって「キャラ性別=真の性別」だけど、「ネット上(いわゆる中の人)の性別ではうそをついてる」という事が判明した場合はやはり「ネカマに引っかかった」と感じるのではないでしょうか。

というわけで、MMO-RPGとネカマというものについて考えてみましたが、わりとこういうところがあいまいなまま(ロールプレイを理解せずに)ゲームをしている層が多い故、「ロールプレイを意識している層」と「ロールプレイを意識していない層」の間における認識の違いから来る異なった感覚が、「あくまでもロールプレイ」と割り切っている私とか相方とかにいろいろと苦労させているような気はします。

ここからは別にネカマに関係ある話じゃないんですがロールプレイという感覚の違いの話として言わせてもらえば、1ヶ月前あたりから私の相方が某たまり場でネチネチとRO上の交遊関係(ていうか私のこと)についていろいろ詰問されているのをトンネルドライブで見てた私としてはその光景が何とも痛々しく感じました。

相方も「あくまでロールプレイだから。」と割り切って言ってしまえばいいものを、ロールプレイとしてひたすら困惑している表情を浮かべたリアクションをしていましたし(というか、たぶん本当に困惑していたと思いますが)、私もさすがに見ていられなくなるほど痛々しかったので、結局後日直接姿を現して私の方から「あまり問い詰めるな」ということを言うハメになりましたが、結局「あくまでもロールプレイである」という私と相方の間での暗黙の了解も、「ロールプレイである」という認識をせずにゲームをしている他人から見ればその辺奇異に映ったのかもしれませんね。

いや、この話の真の問題点はもっと違うところにあるんですけど(そんなことはここに書けませんが)、こういう見地からも分析することができるぞ、という話。

まぁ、ここまで「ネカマ=悪」のようにも受け取れるような書き方をしてきましたが、別に私自身はネカマ否定派とかではないのでその辺誤解の無きよう。っていうかオレがネカマな(以下略

いや、さすがにそれはウソですけども。

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